古学堂跡(こがくどうあと)
大洲市指定史跡
個人所有
古学堂跡は、大洲八幡神社が鎮座する山の南麓に所在します。江戸時代に八幡神社の神主家によって設立された私塾で、明治維新まで庶民向けの教育機関として運営されました。
古学堂では身分に関係なく誰でも学ぶことができたとされ、シーボルトの弟子となった三瀬諸淵(もろぶち)や函館の五稜郭を設計した武田斐三郎(あやさぶろう)など日本史上に名を刻む先人なども学んだとされます。
敷地内には「伊予最古の図書館」ともいわれる寛延3(1750)年建築の文庫が現存しており、平成30年7月豪雨により大きな被害を受けましたが、令和4年度に保存修理が行われ、往時の姿を今に伝えています。
(昭和31年9月30日指定)
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