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特別展「蘭学者 武田斐三郎(あやさぶろう)」

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愛媛県大洲市

■五稜郭設計者「武田斐三郎」にズームイン!
五稜郭の設計で名高い武田斐三郎は、18世紀後半、外国船の来航が相次ぐ幕末の混乱期の中、大洲藩士の子として中村(現在の大洲市中村)に生まれます。阿蔵村(現在の大洲市阿蔵)にあった私塾の古学堂や大坂(現大阪)の適塾で蘭学を学ぶと、蘭学者としての頭角を現し、プチャーチン(ロシア)やペリー(アメリカ)が日本に来航した際には蘭語通訳を務めています。
また、西洋の兵学や造船などにも興味関心が高く、ロシア船の大砲や佐賀藩の反射炉(大砲などを造るための施設)などを見学し実測なども行っています。こうして蓄えられた斐三郎の知識は、箱館(現在の函館)の五稜郭や台場(砲台)の設計、反射炉の建設などに生かされたと考えられます。
特別展では、こうした武田斐三郎の足跡や業績について、写真パネルや関連資料を使って紹介していきます。

会期:10月8日(火)~12月15日(日)
時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合は翌日)
会場:4階展示室企画展示コーナー

問い合わせ先:大洲市立博物館
【電話】0893-24-4107

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