菅田・大竹・宇津の3地区からなる「菅田町」は、中心部を肱川が東西に流れ、昔から大雨や台風などの際は、肱川の氾濫により甚大な浸水被害が発生してきました。数多くの苦難に立ち向かうため、地域住民と一致団結し、積極的に治水対策に向けた活動を推進しています。
一方で、肱川は私たちに魅力ある自然の恵みをもたらしてくれ、その貴重な資源を利用した事業を展開することは、地域住民の交流の機会を創出し、より一層、地域の活性化が図れると考えています。「菅田町に住んでみたい・住んでよかった」と言ってもらえるよう、今後も行政連絡部会を中心に住民と協力しながら町づくりを行っていきます。
(菅田自治会 小川陽一(よういち)会長)
■地域づくり活動「菅田清流グルメ祭り」
~自然の恵みに感謝し、自然との共存を考える~
平成20年、菅田地域オリジナルの祭りを実施しようと始まったグルメ祭り。市内の自治会を見ても食をテーマとした事業は他になく、肱川や山、畑の恵みも豊富にある菅田自治会と肱川漁協菅田支部ならではの事業といえます。
菅田地域の肱川で取れたアユの塩焼きやモクズガニのカニ飯は絶品で、それらを味わおうと開店直後からお客さんが列を作ります。
食で地域を活性化させるこの祭りは、地域住民の活躍の場、そして地域住民同士の絆を確認する場ともなっています。
今後は、地域内の交流が世代を超えて促進されるよう、バラエティに富んだ新たな事業を模索していきたいと考えています。
〇今年は11月10日(日)に開催します!
■地域資源を次の世代に継承するために
魅力あふれる資源を有効活用し、次の世代に継承していくため、菅田地域では、地元のこども園の園児たちが稚アユの放流をしたり、中学生が河川の美化活動をしたりと、幼少期から肱川に触れる事業を実施しています。地域の子供たちの郷土愛が育まれ、肱川の恵みに感謝する気持ちが養われています。
問い合わせ先:地域振興課地域自治推進係
【電話】0893-57-9989
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