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CDO補佐官 鈴木邦和(くにかず)のDXのすゝめ(第22回)

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愛媛県大洲市

近年、PHR(パーソナルヘルスレコード)という言葉がよく聞かれるようになりました。これは、個人の健康や身体の情報を記録した医療データを意味します。病院や薬局ごとに保存・保管されている個人の健康や医療、服薬に関わるデータと、個人で記録する日常的な健康関連データを、本人が管理することを前提として1カ所に集約します。すると、病気になったときには、PHRを通じて医療データを医師に共有することで、従来よりも早く正確な診断と治療ができる可能性が高まります。
また、最近では、民間企業が遺伝子検査サービスを安価で提供するようになっており、個人の遺伝的な健康リスクや体質傾向なども正確に把握できるようになっています。私も過去に遺伝子検査サービスを利用しましたが、将来的に自分がどの病気になる可能性が高いか把握することができ、その認知が生活習慣の改善につながりました。こうした遺伝子検査サービスをPHRと組み合わせることで予防につながることが期待されています。
もちろん、こうしたデータは個人の同意があって初めて活用されるものですが、一人一人がより健康に長生きするためにも、DXが貢献できることは大きいと考えています。

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