豊茂のサザンカ
市指定天然記念物
個人所有
この木は、豊茂コミュニティセンター(旧豊茂小学校)裏手の丘陵状地形の頂部付近にあります。樹高は約9mで、樹齢は約150年と推定されています。枝張りは約9mに及び、均整の取れた樹相が大きな特徴です。晩秋に八重(やえ)の白い花をつけますが、樹冠全体に花を付けるため、花期は特に目立ち、豊茂地区のシンボルの一つとなっています。
愛媛県出身で、植物学者・牧野富太郎(とみたろう)にも師事した八木繁一(しげいち)(1893-1980)によれば、自生のサザンカは肱川が北限とされます。この木はその代表的事例であり、サザンカの生態を知る上でも重要といえます。
(平成13年11月1日指定)
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