■知っていますか?「エコラブ野菜」
肱川流域の肥沃な土壌と盆地特有の寒暖の差を生かし、JA愛媛たいき独自のルールによって栽培された野菜には「エコラブ」のオリジナルブランド名が付けられます。
環境に配慮した「エコ」で愛情たっぷりに育てられた「ラブ」な野菜たち。大洲市では現在「トマト」「スイカ」「ハクサイ」「イチゴ」の4種類が生産されています。
◇エコラブトマト
栄養豊富な野菜として知られているトマトですが、グルタミン酸やアスパラギン酸といったうまみ成分もたっぷりで、カレーやシチューなどの煮込み料理の引き立て役としても活躍します。エコラブトマトは化学合成農薬や化学肥料の量を削減して栽培され、大玉で肉質も良く、甘みと酸味のバランスに優れています。
出荷時期:4月~7月
◇エコラブスイカ
エコラブスイカの名で出荷するには断面の3箇所平均の糖度が11.5度以上という基準をクリアしなければなりません。栽培品種の「祭りばやし」はシャリシャリの心地いい食感と驚くほど甘い果汁が口いっぱいに広がります。トンネル栽培がメインのため6月が出荷の最盛期となっています。
出荷時期:5月下旬~7月上旬
◇エコラブハクサイ
昭和53年に国の重要指定野菜の認定を受け、県内有数の生産量を誇る大洲のハクサイ。
寒さが強いほど冬の野菜は甘くなるため、冬場の霧や霜といった大洲市特有の気候はハクサイの栽培にはうってつけ。甘く肉厚のエコラブハクサイはさまざまな料理に重宝されています。
出荷時期:11月~2月
◇エコラブイチゴ
エコラブイチゴの栽培品種は「紅ほっぺ」。鮮やかな紅色で甘みと酸味のバランスが良くイチゴ本来の甘酸っぱさを堪能できます。切り分けたときに中心部がほのかに赤いことから見栄えも良く、ケーキなどのスイーツにも用いられます。「紅ほっぺ」という名前の由来は「ほっぺが落ちるくらいおいしい」からきています。
出荷時期:12月~5月上旬
▼鍋の季節はやっぱりエコラブハクサイ
今シーズンのハクサイは、夏の高温と秋の少雨で葉の巻きは遅れたものの、玉太りはよく、ほど良い柔らかさとシャキシャキの食感、甘みとうまみのある仕上りになっています。
鍋料理にはハクサイが欠かせません。寒い冬は大洲のエコラブハクサイの入った鍋をどうぞ。私はキムチ鍋がおススメです。
JA愛媛たいき白菜部会
部会長 西山邦夫(くにお)さん
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