うたうデザイナー
ぼうし さき さん
大洲市出身。現在は県内を中心にマルチに活躍するぼうしさん。オリジナルソング「はじまりのうた」は立ち上げにも関わった商舗・廊村上邸がオープンする際にアコーディオン奏者のアライタケヒトさんから贈られた曲です。
■自分も楽しむことがいい作品につながる
私は本職としてはフリーのグラフィックデザイナーとしてチラシやパンフレットなどのデザインを手掛けていますが、一方で週末にはイベント会場などで弾き語りのライブ活動も行っていて、「うたうデザイナー」という肩書を自分でつけています。
物心がついたころから絵を描くことが好きだった私は、大学卒業後にデザインの仕事がしたくて県内の印刷会社に就職しました。企業だとデザインと営業で役割が分かれて、仕事を依頼してくる人とほとんど顔を合わすことなく終わってしまうことも多く、そのうち「もっと相手と向き合いながら仕事がしたい」といった思いが強くなりフリーランスの道を選択しました。現在はデザインの仕事にも役立つとカメラ撮影やモデルなどにも挑戦しています。仕事が多方面に及ぶと「大変じゃない?」と心配されることも多いのですが、デザインの仕事が行き詰まったら歌へ、歌の調子が悪いときはカメラ、と力の入れ具合を変えてみると全体を俯瞰(ふかん)してみることができて良いアイデアが浮かんだりします。
デザインでも歌でも「相手に伝わる・伝えられる」ということが一番大事です。肩に力を入れすぎていては良いものはできないと考え、自分も楽しみながらこれからもいろいろな分野に挑戦していきたいです。
ぼうしさんには女性の活躍を紹介する番組「セカンドオピニオン・自分スタイルの発見」にも出演してもらいました。ぜひ、ご覧ください。
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