大洲市立博物館では、現在「大洲藩刀工岡本家~歴代刀工の技と美~」と題した特別展を開催しています。
大洲藩お抱え刀工を勤めた岡本家は、吉田藩領三間郷の刀匠・山城守(やましろのかみ)源国道(みなもとのくにみち)の高弟であった岡本国道が、寛文10年(1670)頃2代藩主加藤泰興(やすおき)に召し抱えられたのが始まりとされています。
その後、幕末期まで7代にわたって大洲藩の刀工を勤めました。
特に、6代隆国(たかくに)と7代圀良(くによし)は、江戸の刀工・水心子正秀(すいしんしまさひで)の門下となり鍛刀の技術を学び、歴代の中でも名工と称されるほどで、現在も市内に多くの秀作が残されています。
特別展では、令和4年度に岡本家のご子孫から大洲市の指定文化財に指定されている刀剣をはじめ掛け軸など数多くの資料を寄贈していただいたことを契機に、これまで当館が収集してきた刀剣と併せて、大洲藩刀工岡本家歴代の作品を展示紹介しています。
会期:4月7日(日)まで
会場:博物館4階展示室
時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日
※祝日と重なる場合は翌平日
問い合わせ先:大洲市立博物館
【電話】0893-24-4107
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