令和6年度大洲市の当初予算と重点事業

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令和6年度の当初予算は、一般会計で302億5千万円となり、平成17年の市町村合併以降では、令和2年度(302億7千万円)に次いで2番目の予算規模となりました。全会計を合わせた予算総額は、500億428万2千円(過去4番目)です。
SDGsの目標を意識して健康で心豊かに将来世代も安心して暮らすことができ、誰もが幸せを実感できる「Well-being(ウエルビーイング)なまち」を目指していくために、4つの重点事業を中心に持続可能な地域づくりに取り組むための予算を編成しました。

■令和6年度の重点事業(4事業)
[DX]デジタル化・業務改革
BPR(業務改革)を実施することで、市民生活の利便性の向上と行政の効率化に取り組み、デジタル技術も活用して、地域課題の解決と産業の活性化を図ります。

[少子化]少子化・子育て支援・人口減少対策
保育料無料化を第2子以降へ拡大するほか、高校生世代までの子ども医療費無償化や出産世帯への応援事業、認定こども園の整備など、子育て世代の負担軽減と定住しやすい環境整備に努めます。

[GX]流域治水・GXの推進・自然との共存
流域治水と連携して「田んぼダム」などによる雨水貯留を推進し、気候変動に対応した防災・減災対策、内水対策に取り組み、脱炭素化や再生可能エネルギー活用についての調査研究を進めます。

[20周年]合併20周年記念事業
市町村合併20周年記念式典、地域イベントなどを拡充した記念事業や20周年を契機として新たに「ハゼの細道プロジェクト」「郷土の先哲顕彰事業」「大洲市史編纂(へんさん)事業」に取り組みます。

誰もが幸せを実感できる「Well-being(ウェルビーイング)なまち」を目指します

■令和6年度重点事業などの予算額(抜粋)
◇デジタル化・業務改革〔3億5,116万円〕
〇DX推進事業…2,664万円
業務アプリや生成AIを活用して業務を効率化

〇情報セキュリティ強化対策事業…6,278万円
不正アクセスや標的型攻撃などのセキュリティリスク対策を強化

〇ICT教育推進経費…1,647万円
学校のICT環境を効果的に活用してGIGAスクール構想を推進

〇官民共創推進拠点施設運営事業…845万円
大洲イノベーションセンター(サテライトオフィスほか)を開設

◇少子化・子育て支援・人口減少対策〔7億4,865万円〕
〇第2子以降保育料無料化事業…7,664万円
第3子以降としていた保育料無料化を第2子以降に拡大

〇子ども医療費(対象者拡大分)…1億318万円
高校生世代までの通院・入院医療費を無償化

〇大洲市子育て応援事業…577万円
第1子の出産時から紙おむつ購入券(1,000円×50枚)を配布

〇三善・八多喜地区認定こども園施設整備事業…3億5,989万円
三善保育所と粟津保育所を統合した認定こども園を建設

◇流域治水・GXの推進・自然との共存〔2億4,406万円〕
〇流域治水対策推進事業…179万円
流域治水を推進するために水田貯留(田んぼダム)の面積を拡大

〇肱川減災対策事業…4,156万円
新谷、玉川、梁瀬地区における内水対策工事など

〇エネルギー構造高度化・転換理解促進事業…7,075万円
市内での再生可能エネルギー発電に関する実現可能性を調査

〇海洋ごみ回収事業・海洋ごみ発生抑制対策事業…600万円
海洋ごみとなる内陸からのごみを抑制する啓発イベントを実施

◇合併20周年記念事業〔4,840万円〕
〇大洲城天守復元20周年記念事業…373万円
復元の経緯や歴史を振り返る記念式典・シンポジウムを開催

〇高校生起業家育成事業…586万円
アントレプレナーシップ教育などを行い起業意識を醸成

〇大洲産業フェスタ・ご当地グルメコンテスト…813万円
大洲の食文化や食材を生かしたグルメコンテストを開催

〇合併20周年記念式典関係経費…500万円
市町村合併20周年を記念した式典を実施

◇そのほかの主要事業
〇市民文化会館建設事業…8億7,227万円
新しい市民文化会館の実施設計を行い建設予定地を取得

〇肱南地域交流センター建設事業…4億9,674万円
肱南公民館をカヌー艇庫を併設する肱南地域交流センターに改築

〇交付金道路整備事業…2億223万円
橋りょうの点検業務や市道の舗装・修繕工事など

〇大洲南中学校長寿命化改修事業…4億2,923万円
仮設校舎賃借料、校舎の長寿命化改修工事など

■会計別の予算額

問い合わせ先：財政契約課財政係
【電話】0893-24-1721