大洲農業高等学校
大洲農業高校生産科学科の大野将也(まさや)です。私は現在、生産科学科果樹班を専攻し、地域基幹産業であるブドウの栽培や果樹園に植えられている苗木の管理作業を学んでいます。
大洲農業高校では、3年前から愛媛大学と連携し、南予地域でお盆の棚飾りに使用されるバショウを利用した農業用資材の開発に取り組んでいます。中でも昨年からスタートした有機肥料の開発では、本校や地域のみなさんのご協力のもと試験栽培を実施。化成肥料に代わる肥料として可能性を十分に示すことができ、今年の6月には県内企業と連携した製品化が達成できる予定です。
肥料価格の高騰により農家の経営が逼迫(ひっぱく)し、地域の未利用バイオマスを利用した肥料の開発が持続可能な農業を実践する上で急務とされる中、私たちのこのような取り組みは全国でも評価されるようになり、第9回全国ユース環境活動発表大会の四国大会で最優秀賞を受賞しました。今年2月には全国大会にも出場し、環境再生保全機構からも高く評価されています。
今後も持続可能な農業の発展に向けて、専攻班全員で大洲の農業を盛り上げていきたいです。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>