白滝フロンティア会
会長 上満耕士(こうじ)さん
幅広い交流関係をもとに、地元の活性化のために日々取り組む47歳。趣味は映画鑑賞。
■コロナ禍収束後を見据えて情報発信
白滝フロンティア会は地元白滝地区で元気な若者を育てようと、青年団から派生する形で昭和62年に結成され、現在は35人の会員で活動しています。
地区には「日本の紅葉百選」にも選定されている白滝と白滝公園があり、秋の紅葉シーズンにもなると「滝まつり」「るり姫まつり」などのイベントで、日頃穏やかな白滝のまちも、多くの観光客が訪れにぎわいをみせていましたが、ここ数年はコロナ禍の影響により非常に寂しい状況となっていました。
そのような状況を少しでも打破しようと、観光のランドマークともいえる白滝公園にスポットを当て、コロナの収束後には多くの観光客に来てもらえるような情報発信が必要と考え、滝や紅葉、伝統、文化など新しい形で白滝地区の魅力をPRする活動に取り組むこととしました。
大洲市の「がんばる人応援事業」を活用させてもらい、3カ年の事業を計画。ドローンを用いて白滝公園の四季を中心とした動画の撮影や素材の収集に力を入れるとともに、会員は動画制作、編集方法やSNSなどの活用方法の勉強会を実施し、動画投稿サイトに投稿するなどの活動を地道に進めました。その3年間の活動の集大成として地元PR動画を「ふるさとCM大賞えひめ‘24」(愛媛朝日テレビ主催)に応募したところ、なんと大賞を受賞。地元にうれしいニュースを届けることができました。
また、地区内だけやフロンティア会だけといった活動ではなく他の団体と手を取り合った協働も大切にしようと「肱川あらし予報会」さんのイベント「霧のフェスタ」を、廃校となった旧白滝小学校を活用して開催し、多くの人に来場してもらいました。今後もたくさんの人たちと交流を重ね、アイデアを出し合いながら互いに盛り上げていければうれしいですね。
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