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自治体の皆さまへ

災害派遣を終えて

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愛媛県大洲市

活動期間…5月8日(水)~14日(火)

地域振興課 森 泰範(やすのり)
環境生活課 伊勢岡 蒼(あおい)

私たちは環境省からの派遣要請を受け、石川県輪島市で支援活動をしてきました。
輪島市内に近づくにつれ、能登半島地震が残した爪痕が徐々に見えはじめ、言葉を失うとともに身の引き締まる思いがしました。
輪島市役所に到着後は現地担当者に着任のあいさつを済ませ、すぐに支援業務を開始しました。
業務内容は、公費解体受付支援業務でした。公費解体とは、地震などにより被災した建物を所有者の申請に基づき、市町村が所有者に代わって解体・撤去する制度です。しかし、古くからある地域では未相続の建物が多く、所有権の確認が難航し受け付けできないトラブルが多発し、相続登記の重要性をあらためて感じました。
生活面では、食事はドラッグストアや市役所周辺の飲食店が再開していたので、それらを利用しました。宿泊施設では水や電気、トイレも使用でき、少しずつではありますが復旧が進んでいると感じた一方で、宿泊施設から市役所まで歩いていると電柱は傾き、崩れた建物が道路をふさいでいたり、道路は隆起していたりと目を覆いたくなるような状況ばかりで、輪島市の日常は私たちの日常とは全く異なるものでした。
しかし、このような状況でも輪島市のみなさんは前を向き、日々復旧・復興に取り組んでいます。その姿に、元気を届けるつもりが元気を頂いたようで、私たちも今回の経験を今後の業務に生かしていくことを誓い、また、輪島市をはじめ、被災地の一日も早い復旧・復興を願い帰路に着きました。

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