第37回県高等学校総合文化祭郷土芸能部門 優秀賞
第48回全国高等学校総合文化祭出場
内子高等学校3年
内子高校を訪れると体育館から「ドンドンドン」と威勢の良い音が聞こえてきます。
内子高校郷土芸能部は、昨年12月に行われた愛媛県高等学校総合文化祭の郷土芸能部門で優秀賞(1位)を獲得し、8月3日(土)から岐阜県で開催される全国高等学校総合文化祭に出場します。3年生の6人は全員が大洲の出身で、その多くが郷土芸能部で太鼓を叩く先輩たちの姿に憧れて内子高校への進学を決めたといいます。初めは一曲で腕が上がらなくなるような激しい演奏も、今では振り付けなどパフォーマンスもしっかりこなしながら笑顔で演奏します。
大会だけでなく、地域に出向いてイベントや催しを演奏で盛り上げることを活動の一つとして大切にし、地域から愛されている郷土芸能部ですが、昨年、太鼓演奏の要でもある大太鼓に、経年劣化による多額の修理費用が必要となる事態が発生。しかし、今年にかけてクラウドファンディングで寄付を募ったところ、非常に多くの人たちからの支援があり目標額を達成することができました。これも郷土芸能部と地域が積み重ねてきた交流の賜物(たまもの)でしょう。
「もちろん上位を狙いたいが、一番は支援してくださった人たちに向け、自分たちにできる最高の演奏を披露したい」(西山さん)と練習に励み、地域の思いが込められた大太鼓と共に全国大会に挑みます。
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