一般的に、広告と聞いてイメージするのは、テレビCMや新聞折り込みが多いのではないでしょうか。しかし実は、日本の広告市場のうち約45%がすでにインターネット広告となっており、広告の市場は着実にDXが進んでいます。
インターネット広告は、検索に連動して表示されたり、動画視聴の合間に表示されたりするもので、最大の特徴は、ユーザーに合わせて広告をカスタマイズできるという点にあります。例えば赤ちゃんのオムツの広告について、購買層である20代~40代で子供を持つ夫婦のみをターゲティングして広告を出すことができ、伝える内容も、男性親・女性親などユーザーの属性に合わせて変えることもできます。
こうした広告の進化の背景には、情報洪水時代においてユーザーが興味関心のある情報にしか触れなくなっているという環境変化があります。テレビCMなどで同じ広告を配信してもなかなか見られないので、一人一人に合わせた広告を配信していく時代に変わってきているのです。
今後、自治体が発信する情報なども、インターネットを活用し、市民の属性や興味関心に合わせて伝える内容を変えていく、という考え方が一層重要になるかもしれませんね。
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