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第75回日本学校農業クラブ四国大会　最優秀賞
第75回日本学校農業クラブ全国大会岩手大会　出場

大洲農業高等学校　果樹班

大洲農業高校果樹班の9人は8月に行われた日本学校農業クラブ四国大会の国土保全・環境創造部門で最優秀賞に輝き、10月22日(火)から岩手県で開催された全国大会に出場しました。農業を学ぶ高校生が日々の活動成果を発表し、知識や技術を競い合うこの大会は「農業高校の甲子園」とも呼ばれていて、果樹班は以前から地域に自生する植物「バショウ」の研究を続け、これまで3年連続で全国大会に出場中です。
今年度はバショウに多く含まれるミネラル成分のカリウムに着目し、有機肥料として有効活用できないか調査研究を実践。調査研究には愛媛大学や一般企業も加わり、企業が販売している肥料の改良に役立つなど成果を上げ、地域資源としてさらなる活用が期待できるとの展望を示したことが高く評価されました。
果樹班の研究は、県内の環境保全活動に贈られる三浦保環境賞で知事賞を獲得するなど注目度も高まっていて、3年生は「バショウは昔から和紙の原料に使われるなど、この地域では身近な資源。たくさんの可能性を持っていると思う」と語ります。先輩たちの意志を継いで研究を続け、「目標はもちろん4年連続で全国」と話す2年生3人の目には、しっかりとした自信がうかがえました。