■銅夢(どうむ)キッチンをまちづくりの拠点に
銅夢キッチン支配人 高橋直也さん
旬の農産品や加工品の販売、カフェや居酒屋を運営する産直市場「銅夢キッチン」。支配人を務める高橋さんは、金融機関に勤めていた時に銅夢キッチンを運営する商店主の人たちと出会い、「銅夢を次世代に残したい」という熱意に動かされ、転職を決意。今年4月に支配人に就任しました。
高橋さんは、銅夢キッチンを「まちづくりを住民と一緒にできる施設にしたい」と語ります。入荷する食品は、地元の新鮮な野菜はもちろん、お客さんの口コミを参考に新潟県産のヨーグルトや北海道産の干物など、銅夢キッチンが厳選した県外の食品も売り場を彩ります。その結果、1カ月当たりの来客者数が、以前の約2倍の8800人になりました。
食品の販売以外にも、地元フットサルチームの唯一の紙チケット売り場になったり、市立南中学校の職場体験として、中学生がカレーを販売し、約180食を売り上げたりするなど、地域とコラボした取り組みにも力を入れています。
現在は、県立新居浜南高校の商品開発に協力しており、11月7日(火)には、地元のさつまいもを使用した大福、市内の農園「メルファーふたがみ」のブルーベリーを使用した蒸しパンなど約300食を銅夢キッチンで販売します(14時販売開始、売り切れ次第終了)。
高橋さんは、地域を盛り上げるためのチャレンジに結果が出たときに「地域の人が見てくれている」「活動が認められている」とやりがいを感じると話します。
「銅夢キッチンは住民と一緒につくり上げる場所」という共通認識を持つことが地域の活性化につながると考える高橋さん。銅夢キッチンを拠点に、これからもチャレンジは続きます。
11月7日(火)に南高生と銅夢キッチンでお待ちしています!!
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