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自治体の皆さまへ

健康手帳Vol.323

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愛媛県新居浜市 クリエイティブ・コモンズ

新居浜市医師会提供

■子どもの脳とこころ
~愛着としあわせホルモン~

子どもの脳が健やかに成長するには、乳幼児期の親子の関わりが大切です。親や養育者に対して、赤ちゃんは「泣く」「目で追う」「親の後ろを追いかける」という行動をとりますが、赤ちゃんの行動に適切に親が答えることで、「愛着(安心感や絆)」が育ちます。子どもと目をしっかり合わせてほほ笑み、触れあうことによって、親と子どもそれぞれにオキシトシン(しあわせホルモン)という、社会性の発達に大切なホルモンが分泌され、お互いに信頼感と安心感が生まれるのです。豊かな感情を学び、人格の基礎が作られ、自己肯定感や自尊心、人を大切にする心を育むためにも、5歳ころまでの愛着形成は非常に重要です。
しかし、しつけのつもりで、よかれと思って大声で叱ったり叩いたりすると、意に反して子どもの心は傷ついてしまいます。そして、子どもの脳も傷つきます。そのような不適切な関わりは「マルトリートメント」と呼ばれ、マルトリートメントを受け続けると、将来、心の病気を引き起こし、学習困難や不登校にもつながることがあります。子どもに気になる行動や言動がみられたら、命令や指示、否定的な表現(ダメ、やめなさい)を避けて、具体的に褒める(〇〇はすごいね、頑張ったね)ことで、子どもの自尊心を回復させることができます。そのことに気づけば、大丈夫なのです。

新居浜市ではお子さんの相談窓口として、子育て世代包括支援センター”すまいるステーション”を設けています。ぜひご利用ください

▽すまいるステーション
子育て支援課内【電話】65-1571
保健センター内【電話】35-1101

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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