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■圧倒される絵の生命力 鮮やかで力強い「生きものたち」
アーティスト 石村嘉成(よしなり)さん
毎日キャンバスに向かい、絵の具まみれになりながら制作をつづけ、鮮やかで迫力ある生き物を描く、市内在住のアーティスト・石村嘉成さん。
そんな嘉成さんの作品200点以上を展示した「石村嘉成展・いきものだいすき」が愛媛県美術館において開催されており、開展29日目には地元アーティストとして過去最高の入場者数2万人を突破するなど、多くの観客が訪れています(9月10日(日)まで開催)。
まず目を引くのが、全長26メートルの大作『Animal History』。自宅のアトリエで描いた絵20枚を美術館で初めてつなげるという、嘉成さんにとって大きな挑戦でした。また10年以上休むことなく描き続けた絵日記も展示され、毎日続けることのすごさや、何気ない日常に目を向ける繊細さが伝わってきます。嘉成さんは、「絵を見て元気になってほしい」と話します。
嘉成さんは、2歳で自閉症と診断され、小学校時代に母を病気で亡くした後、父の和徳さんと共に歩んできました。高校時代に版画と出会ったことをきっかけにアーティストへの道を進み始め、国内外で数多くの賞を受賞しています。新居浜を舞台に世界へ飛び立つ嘉成さん。令和6年には、嘉成さんの映画『新居浜ひかり物語「青いライオン」』が完成予定です。
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