市民の皆さまには、お健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、5月から新型コロナウイルス感染症の法律上の位置付けが5類感染症に変更となり、コロナ禍前の日常を取り戻す動きが活発化いたしました。本市でも10月には新居浜太鼓祭りが4年ぶりに通常開催されるなど、着実に「コロナ禍前の日常」を取り戻しつつあると感じております。
一方、市政におきましては「SDGsの達成」につながるさまざまな取り組みを進めてまいりました。その主なものといたしましては、6月には、行政だけでなくSDGsの目標達成に向けた活動に取り組む企業や団体などが集い、交流するための場「新居浜市SDGs推進プラットフォーム」を設立したほか、9月には西日本で初となる、港湾地域における2050年のカーボンニュートラル実現に向けた「新居浜港・東予港(東港地区)港湾脱炭素化推進計画」を策定いたしました。今後におきましても、産官学の連携のもと、目標達成に向けた脱炭素化の取り組みを進めてまいります。
また、「NHK連続テレビ小説の誘致活動」にも取り組みました。本市の中萩地区出身で、第4代国鉄総裁を務められ「新幹線の生みの親」と言われている十河信二さんと、妻のキクさんを主人公とした、NHKの朝ドラ誘致に向けた署名活動を実施し、9月には愛媛県知事、西条市長と共に東京のNHK放送センターに要望書を提出いたしました。ドラマの舞台になれば、本市の知名度向上や誘客促進、地域活性化などの面で大きな効果が期待できますことから、十河さんをモデルとした朝ドラをぜひとも実現させたいと考えております。
今後におきましては、アフターコロナを見据え、地域経済の活性化、人口減少対策、防災・減災対策などに重点を置き、「笑顔輝く新居浜市」の実現を目指し、引き続き全力で取り組んでまいる所存でございますので、皆さまのより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、市民の皆さまのご多幸、ご繁栄を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
新居浜市長 石川勝行
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