■常任委員会審査内容
9月市議会定例会では、3つの常任委員会において、付託された議案の審査を行いました。
主な審査内容は次のとおりです。
◎新居浜市庁舎大規模改修高圧受変電設備工事の請負契約について
問:受変電設備は水害に耐えられるようになっていますか。
答:施工箇所の床面の高さは1千ミリメートルとなっており、設置場所周辺の浸水想定水位が645ミリメートル程度のため、十分余裕があると考えています。
◎新居浜市支所設置条例の一部を改正する条例の制定について
問:上部支所、川東支所およびコンビニでの住民票や印鑑登録証明書の交付件数はどのようになっていますか。
答:令和6年4月から7月までの実績として、交付件数2万2千919件のうち、上部支所が3千80件、川東支所が1千481件、コンビニ交付が5千286件です。
問:市民の意向をどのような形で把握しましたか。
答:新居浜市連合自治会、新居浜市老人クラブ連合会、新居浜市女性連合協議会、新居浜市民生児童委員協議会において今回の支所廃止および新サービスの取り組みについて説明を行いましたが、特に支所廃止についての反対意見はありませんでした。
◎新居浜市地方活力向上地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
問:本市に本社機能を移転したが、短期間で本市から撤退した場合、どのような取り扱いとなりますか。
答:所定の申請、決定通知などの手順を踏んでいる場合は、該当期間内で課税免除することとなります。
◎黒島橋橋梁更新工事の請負契約について
問:工事の周知方法はどのように行いますか。
答:工業団地の各企業には直接説明しています。また、トラック協会には迂回(うかい)路のお知らせ文を配布し、地元住民には、自治会へ広報依頼をしています。
◎令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)
・航路泊地整備事業 5千800万円
問:しゅんせつ工事は定期的に行っていますか。
答:新居浜港の中には土砂が堆積している所が多くありますが、予算の関係もあるため、特に緊急性の高い所からしゅんせつ工事を進めています。
・市民応援あかがねポイント事業費 4千万円
問:あかがねポイント加盟店舗数はどのようになっていますか。また、負担金3千500万円はどのように使いますか。
答:加盟店舗数は約380店で、負担金については1店舗当たりの上限を120万円、利用者1人当たりの上限を5千円として還元する予定です。
問:店舗側の負担はどのようになりますか。
答:今回のキャンペーンは還元率20%を予定していますが、店舗側は従来通り、ポイント利用があった際の利用者付与分1%を負担し、残りの19%を市が負担します。
・コンテナクレーン整備事業 2千500万円
問:これまでに不具合や修理を行った経緯はありますか。
答:定期的に点検を行っており、小さな故障や修繕はありましたが、今回のような大きな事故はありませんでした。
・橋りょう長寿命化事業 1千184万8千円
問:坂谷橋以外に耐震補強が必要な跨道橋(こどうきょう)はありますか。
答:道路課が管理する跨道橋は、現在耐震化を進めている坂谷橋を含め5橋あり、治良丸橋は令和5年度に完成しました。他の3橋は全国的に落橋事例のない構造であるため、耐震化は見送っています。
・児童保育費 360万円
問:どの保育施設が補助の対象となっていますか。
答:今回の増額分は、保育士の補助的な業務を行う人員を雇用した部分に対する補助となります。1園当たり月額10万円で年額120万円となり、今年新たに、十全保育園、ルンビニ乳幼児保育園、中萩保育園の3園で導入します。
・若年がん患者在宅療養支援事業費 72万円
問:どの程度の利用を見込んでいますか。
答:令和3年度から事業を開始し、令和5年度まで実績はありませんでしたが、今年度は1件申請があり、他にも問い合わせがあるため、2名分の予算措置を行っています。
■お知らせ
▽会議録の公開について
9月市議会定例会の一般質問の詳しい内容は、11月下旬以降、市議会ホームページで見ることができるほか、図書館、各公民館、各支所で閲覧ができます。また次号(12月号)に一般質問の一部内容を掲載します。
▽決算特別委員会の録画配信について
10月に開催した決算特別委員会の様子をYouTubeにてご覧いただけます(2月定例会の告示日まで配信)。
編集:新居浜市議会
問合せ:議事課
【電話】65-1321
【FAX】65-1322
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