市史編さん室では、新居浜市に関係する古い資料を調べています。あなたのご自宅にも古い写真や文書などが眠っていませんか?皆さんからの情報をお待ちしています。
■与州新居(よしゅうい)系図
西条市の伊曽乃(いその)神社が所蔵する『与州新居系図』は、日本三古系図の一つで、国の重要文化財に指定されています。
この系図は、東大寺の僧凝然(ぎょうねん)が使用済みの手紙の裏に書いたものです。平安時代中期から鎌倉時代後期において新居浜市域を中心に活躍した武士団「新居氏」を中心に約490人を記しています。
新居浜市では、この系図を約70年ぶりに活字化し、裏の手紙については今回初めて調査し活字化しました。裏の手紙の調査によって、系図の成立年代が永仁2~3年(1294~1295)頃と絞り込めました。この調査結果と解説を『新居浜市史調査報告書与州新居系図』としてまとめ、今年3月に発行しました。
この報告書は別子銅山記念図書館などで貸し出しや閲覧ができます。古代・中世の新居浜に思いを馳せ、郷土への理解を深めてみませんか。
問合せ:市史編さん室
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