■常任委員会審査内容
6月市議会定例会では、3つの常任委員会において、付託された議案などの審査を行いました。主な審査内容は次の通りです。
◎工事請負契約(令和6年度清掃センター定期点検整備工事)について
問:点検周期は定期点検整備対象設備ごとに異なりますか。また、過去3年間でこの工事にどの程度費用がかかっていますか。
答:点検周期は設備によって異なります。過去3年間の契約金額は、令和3年度が2億1千670万円、令和4年度が1億8千535万円、令和5年度が2億7千280万円です。
問:補修工事に市内の業者は入っていますか。
答:昨年度補修工事を行った21業者のうち、市内業者は2業者でした。工事内容により、対応できる市内業者は限られていますが、市内業者を優先して下請けとして選定するように、協力依頼したいと考えています。
◎工事請負契約(清掃センターリサイクル推進施設基幹的設備改良工事)について
問:契約金額について他社と比較するなど、金額の妥当性を確認していますか。
答:本工事は、性能が十分に発揮されることが前提の性能発注方式を採用し、一般的な市場価格や標準単価が適用できないような工事内容もあるため、プラントメーカーから見積もりを徴収しています。その見積もり内容を同類工事の設計実績があるコンサルタント会社に第三者としてヒアリングしてもらい、金額の妥当性を確認しています。
◎財産の取得(水槽付消防ポンプ自動車1台)について
問:これまで使用していた車両については無償で寄贈していると聞いたことがありますが、今回の更新車両についてはどうするのですか。
答:一般社団法人日本外交協会から、本年度更新整備予定の4台のうち、3台の寄贈の依頼があり、同協会を通じて寄贈します。
◎新居浜市・西条市・四国中央市消防指令事務協議会の設置について
問:本協議会では、統合した消防指令センター設置後の運用についても管理するのですか。それとも準備段階までですか。
答:協議会では、準備段階から運用開始後も、通信指令業務を管理、執行する予定です。
問:集約するメリットは何ですか。
答:普段から相互応援協定などで、西条市、四国中央市と応援体制を結んでいますが、消防指令センターを統一化することにより、広域的な災害に素早く対応ができるようになります。
また、本市の全ての救急隊などが出払った場合に、西条市、四国中央市から直近の救急隊などが応援として出動することなども可能となります。
さらに、単独市でシステムを整備するよりも財政負担が抑えられ、コスト面でもメリットがあると考えています。
◎令和6年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
▽上部東西線改良事業(地方道及び街路) 1億847万9千円
問:工期や完成が延びる原因に公図の混乱地域があるとの話がありましたが、説明会は終わっているのですか。
答:説明会は行っていませんが、個別に地域の人と話をしています。
上部東西線に係る地域は、昨年筆界確認が完了し、令和8年度に法務局に地籍調査の成果を送付する予定です。
▽橋りょう長寿命化事業 9千162万3千円
問:対象となる工事内容を教えてください。
答:今年度は17橋の工事を予定しており、耐震化のため、黒島橋を今年度と来年度で架け替える予定です。
▽旧雇用促進住宅解体事業 9千229万円
問:解体する際に、周りに迷惑をかけないような対策は考えていますか。
答:事前の調査で、敷地境界での振動や騒音など、法的な規制値はクリアできるという確認は終えています。
解体業者が確定した際には、粉じんも含め、近隣の迷惑にならないような施工計画を立て、所定の期間内に工事を終えるよう取り組みたいと考えています。
◆市議会インターネット中継
6月市議会定例会の本会議の様子は、市議会ホームページでインターネット録画中継を行っています(8月下旬まで)。
編集:新居浜市議会
問合せ:議事課
【電話】65-1321
【FAX】65-1322
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