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健康手帳 Vol.341

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愛媛県新居浜市 クリエイティブ・コモンズ

新居浜市医師会提供

■ノロウイルスによる感染性胃腸炎
冬になって気温が下がって増える食中毒は、ウイルス性が多くなります。特にノロウイルスに注意が必要で、11月から増加し1〜2月にピークになります。
ノロウイルスは加熱により死滅しますが、汚染された食べ物を十分に加熱しないで食することにより感染します。この時期は牡蠣などの二枚貝を生食する時期と重なっているため注意が必要です。
症状はみぞおちの痛みと嘔吐、水のような下痢、腹痛の胃腸症状が強く出ます。ノロウイルスに対する抗生物質はなく、治療は症状緩和のための対症療法になります。
感染力が強く吐物や糞便の処理を行った人に感染することが多いのも特徴です。そのため園や学校内での感染、家族内での感染拡大を防ぐことも重要です。
胃腸炎の人を介抱する際はマスク・手袋をして行い、その都度手を洗いましょう。アルコールによる消毒は効果がないため、嘔吐物・糞便の処理や、便座などの消毒には次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした塩素系漂白剤で行う必要があります。

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