10月27日に行われた東温市長選挙。
開票の結果、加藤章市長が再選を果たしました。任期は、11月7日から4年間です。
東温市のリーダーとして歩んできた8年を振り返るとともに、3期目の市政への思いについて、インタビューしました。
■加藤 章 市長
かとう・あきら(76)
1948年生まれ。神戸大学卒業後、重信町役場入庁。旧2町の合併後、総務部長、副市長を歴任し、平成28年に東温市長へ就任。3期目。まちづくりのテーマは“温か笑顔の東温市”。趣味はスポーツ(サッカー)。
■加藤市政3期目スタート
「住みよさ」で高く評価いただいている「東温市」を、受け継ぎ、守り、育て、さらに良くして次の世代に引き継ぐ
■市長の目指すまちづくり
◆3期目がスタートしました。今の気持ちや抱負は?
もう一度、初心に立ち返りたいと思います。また、自分の体調にも十分気を配りながら、市政を進めていきたいと考えています。
1期目を「ホップ」、2期目を「ステップ」、3期目を「ジャンプ」と位置付け、今期は「集大成」として、まちづくりを進めるとともに、財政面においても東温市の礎を築いていきたいと考えています。
◆2期8年を振り返って印象に残っていることは?
新型コロナウイルス感染症に対し、市民の皆様や市職員、そして「オール愛媛体制」で立ち向かいました。感染者は発生したものの、市民の皆様が、ご自身の健康を守っていただき、一体となって乗り越えられたことが大きな出来事だったと思います。
また、東温スマートICの整備も印象深いです。平成28年の1期目就任当初に接続申請を行い、平成30年に接続許可をいただきました。その後、6年の工事期間を経て、今年3月、2期目の最終8年目に東温スマートICが完成しました。これにより、工業団地の造成、企業誘致及び留置が進展しています。既に田窪工業団地と田窪第2工業団地は完成し、吉久工業団地も令和8年度完成に向け工事が着々と進んでいます。企業誘致及び留置も成功し、いくつかの企業が東温市を選んでくださったことは、今後の財政基盤の礎になると期待しています。
困難な判断を求められる場面もありましたが、2期8年を振り返りますと、市民の皆様や国、県、関係者のご支援をいただき、概ね順調に進められたと感じています。
◆東温市の現状をどのように感じていらっしゃいますか?
東温市には、まだまだ伸び代があると考えています。今回の選挙の際、市民の皆様の声を伺ったところ、同様のご意見をお持ちの方が多いと感じました。この伸び代を最大限に活かし、より住みよい、素晴らしいまちづくりを進めていきたいと思います。
◆3期目の市政の中で取り組みたいことは?
「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」のステージにおいて、更なるジャンプを遂げるため、力を蓄える必要があります。東温市のまちづくりが大きなジャンプを遂げられるよう、企業誘致及び留置を引き続き進めていきます。
企業が東温市の土地を評価し選んでいただいても、「地権者に事業に対するご理解をいただくこと」と「自身の土地のご提供をいただくこと」、この2つなくしては、今後の事業推進はないので、ご協力をいただく地権者の皆様に感謝しながら、更なる東温市の発展に繋げていきたいと考えています。
◆市民の皆様に向けたメッセージをお願いします
11月7日(木)に3期目の就任が叶いましたが、これは市民の皆様のご理解とご協力のおかげです。
これまでと同様、職員と共に汗をかきながらまちづくりを進めていきますので、引き続きご理解、ご協力、そしてご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
市民の皆様、企業市民の皆様、流入市民の皆様と力を合わせ、素晴らしい東温市を一緒に築いていきたいと思います。
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