令和6年度まちの予算

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■過去最大
一般会計　195億700万円

◆令和6年度一般会計当初予算
一般会計予算の総額は、小・中学校施設大規模改修事業や道路改良事業などの普通建設事業費の増額などにより195億700万円(対前年度比14.9%増)で過去最大に。特別会計は5会計で総額105億8,740万円。企業会計は2会計で38億9,630万円となりました。

◆一般会計と特別会計を合わせた東温市全体の予算総額

▽歳入は自主財源が36.0%
歳入(図1)は、自主財源が36.0%、依存財源が64.0%となっています。自主財源の市税は、41億5,046万円を見込んでいます。依存財源は地方交付税が48億円、市債は26億9,450万円を見込んでいます。

▽歳出は投資的経費が大幅増
歳出を目的別(図2)に見ると、児童福祉や障がい者福祉など、福祉全般の経費である民生費が、全体の35.1%を占めています。また、北吉井小学校屋外プール改築工事や重信中学校中校舎長寿命化改修工事、川内中学校特別教室棟大規模改修工事など、教育費が前年度と比べ13億8,245万円(75.4%)増となっています。
性質別(図3)に見ると、学校施設の大規模改修工事や道路改良工事、重信川かわまちづくりの一環として行う公園整備の実施などにより、投資的経費が前年度と比べ17億4,657万円(79.1%)増となっています。また、繰出金は田窪第2工業団地の整備を工業用地売却による財産収入を財源として実施することなどにより、1億606万円(8.1%)減となっています。

▽特別会計合計・企業会計合計はともに増加
特別会計は、前年度から13億4,990万円(14.6%)増となりました。国民健康保険は、保険給付費の増加などで3億4,330万円(9.6%)増、後期高齢者医療は、広域連合納付金の増加などにより、1億400万円(21.1%)増、介護保険は、1,800万円(0.4%)増、田窪第2工業団地は、借入金の満期一括返済による償還などにより、9億1,240万円(284.9%)増となっています。吉久工業団地は用地取得の完了などにより、2,780万円(5.1%)減となっています。
企業会計は、前年度と比べ1億5,400万円(4.1%)増となっています。水道事業会計は、吉久工業団地整備事業に伴う水源地移設工事の実施などにより、3,630万円(1.9%)増、下水道事業会計は、ストックマネジメント事業による川内浄化センター改修工事の実施などで1億1,770万円(6.4%)増となっています。

◆用語解説〜どんな意味?〜
・一般会計…高齢者福祉や児童福祉、保健衛生、道路整備、ごみ処理、学校教育、消防などに使うお金をまとめたもの
・特別会計…一般会計と切り離して特定の事業ごとに経理する予算。保険税や保険料など特定の収入で事業を実施する
・自主財源…市税や使用料など、市が自主的に収入する財源
・依存財源…国や県の基準に基づき交付される財源。主に地方交付税や市債、国県支出金がある
・地方交付税…全国どの市町村に住んでも一定水準の行政サービスが受けられるよう国から交付される
・市債…市が国や金融機関などから借り入れる資金
・公債費…市債を返済するための経費
・消防費…消防や防災のために要する経費
・投資的経費…学校や道路などの公共施設の整備や改修に要する経費
・繰出金…一般会計と特別会計相互間において支出される経費
・ストックマネジメント…持続可能な事業運営を実現するため、設備の更新費用等の平準化を図るなど、計画的に施設管理を行うこと