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愛媛県松野町

◆予土線駅前マルシェ(令和5年6月6日更新)
6月3日、JR松丸駅前広場で「予土線駅前マルシェ」が開催されました。そのオープニングセレモニーでは、主催者である愛媛県の中村知事がステージに立たれ、「このイベントで南予の様々な魅力を情報発信し、予土線沿線の活性化につなげたい。」とご挨拶されました。
また、駅前広場から日本酒「野武士」を製造している正木正光酒造場までの道沿いに、ピザやパン、ステーキや焼き鳥などのキッチンカーやテントが並び、家族連れなどで賑わっていました。来場者の皆さんの表情からは、やっとコロナ禍から解放されるという安堵と喜びを感じることができました。
予土線は、民間によって開設された路線で、当時は宇和島鉄道と呼ばれていて、その歴史は予讃線よりずっと古く、宇和島駅から鬼北町の近永駅の間の開通が1917年、そして近永駅から松野町の吉野生駅の間の開通が1923年、つまり今年は松野町に鉄道が通って100年目の記念の年になります。その長い運行の歴史の中で、たくさんの人や荷物を運び、地域の絆を結んできました。
この大事な予土線が、赤字ローカル線として存続の危機を迎えています。確かに採算性だけで判断すれば、JR四国の経営上の負担になっているのは事実でしょう。しかし、予土線は四国を循環する鉄道ネットワークの一部であり、もし廃止になってこのループが切れてしまえば、ネットワーク自体の価値も著しく低下すると思います。また、これから脱炭素社会の実現を目指すにあたり、鉄道は高速道路と併用すべき陸上輸送インフラとして、その価値や必要性も見直されてきますし、今後ますます増加する外国からの観光客には、予土線沿線の美しい自然景観と穏やかで個性的な歴史や文化は、大きな集客要素になるでしょう。そう、予土線は、大きな可能性を秘めた地域の宝なのです。
私たち予土線沿線の自治体、宇和島市、鬼北町、四万十市、四万十町、そして松野町の5市町は、予土線存続のために県を越えて結束し、一丸となって活動を展開してまいりますので、全国の予土線ファンの皆さん、そして地域の皆さん、何とぞお力添えをいただきますようお願いいたします。

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