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人権の広場

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愛媛県松野町

■ハンセン病問題について学んだこと
・小学六年

松野町には、政石蒙さんというハンセン病に対する差別や偏見と闘った人がいます。
あおぞら子ども会で、七月に大島青松園という国立ハンセン病療養所に行きました。
政石さんは、ハンセン病になり大島青松園に入所されました。本当は、ハンセン病はうつりにくく、治らない病気ではないのに、当時はその病気にかかると治らないと誤解されていたため、差別されたり、隔離されたりしていました。私は、差別や隔離が何十年もそのままにされてきたことを知って、とても悔しいと思いました。患者さんだけではなくその人たちの家族も差別されていたことも知りました。また、政石さんはハンセン病が治ってもふるさと松野に帰って住むことができませんでした。政石さんもその家族もとてもつらかったと思います。このような状況でも、差別と闘って生き抜いてきた政石さんは強い人だと思いました。
ハンセン病問題について、学校の授業やあおぞら子ども会でたくさん学習しました。私は、ハンセン病問題を知って終わりではなく、正しい知識を伝えていくことが大切だと思います。差別や隔離に傷つき、苦しんだ人や、その中でも闘って生き抜いた人がたくさんいます。それを伝えていくことで、みんなが人権問題についてしっかり考えていくことができると思います。
今もなお、ハンセン病問題だけでなく、人種差別、部落差別など解決されていない人権問題がたくさんあります。それをなくすためには、人ごとにするのではなく、一人一人が人権問題についてしっかり考え、学んでいくことが必要だと思います。だから、私は人権問題について学習し、みんなに学んで感じたことを積極的に伝え、行動していきたいです。

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