人権の広場

10／25

■知って、考えて、話し合う私になる
中学二年

私が今まで人権学習をした中で一番心に残っているのは、インターネットによる人権侵害です。コロナ禍の中で、いろいろな場面でインターネットを使うようになり、多くの人が利用しています。私もタブレットを使って学習をしたり、友達とSNSでやりとりをしたりすることもあります。私は、ニュースで木村花さんがインターネットによる誹謗中傷によって亡くなったことを知りました。最初は些細なことだったかもしれません。多くの人が何となくその場の雰囲気に流されてしまい、一人を攻めてしまい、命を奪う結果となりました。インターネットは、誰とでもつながることができます。だから、誰もが加害者にも被害者にもなる危険があるのだと思います。
私は、身近に使っているSNSでの誹謗中傷について授業で学習しました。グループでやりとりをしている中で、一人の悪口に発展してしまい、仲間はずれにする場面について考えました。もし、私がその言葉を見たら嫌な気持ちになり、なぜ、そんなことを言うのかと落ち込むと思います。そんな思いは私自身もしたくないし、友達にもさせたくありません。
そういう場面になったら、自分には何ができるのかと考えました。一人で注意することができるのか、何人かだったらできるのか。私はそんなに強い人間ではありません。けれど、苦しい思いをしている相手の気持ちを考えて行動できるようになりたいと思いました。そのためには、いろいろな場面について私自身が考えて、いざというときに行動できるようになりたいです。
私は誹謗中傷のニュースや授業での学習を通して、まずは、何事も知ることが必要だと思いました。興味のあることだけでなく、周囲に目を向け、新聞やテレビなどのニュースからいろいろなことを知りたいです。知るだけでなく、考えたり、調べたりする習慣を身に付けていきたいと思います。また、私は、インターネットを使っていく上で、誰もが安心して楽しく使えるように、自分がルールを守り、使っていくことを心掛けたいです。
今、世界にはインターネットによる人権侵害だけでなく、他にも多くの人権問題があります。私はこれからも人権問題について、友達と一緒に話し合い、学ぶ機会を重ねたいと思います。そして、学ぶだけでなく、伝えていける人になりたいです。