このコーナーでは、松野町のALT(外国語指導助手)の母国の文化や、松野町での日常などを紹介します。
2月号のテーマは、「それぞれの年末年始」です。
[Tatak Pinoy:New Year Celebration]
フィリピンでは、大晦日の夜は、一年の中で最もにぎやかかもしれません。この日の夜は、誰もが好きなだけ騒ぐことが許されています。すべての家が花火大会と爆竹を待っており、車のクラクションを鳴らしてエンジンを唸らせる人や、鍋やフライパン、ベルなどを使って音をたてる人もいます。フィリピンでは、大きな音を出すことで厄を払い、新年を元気に迎えることができると信じられています。
また、大晦日の夜に子どもたちは時計が12時になるのを待って、できるだけ高くジャンプします。根拠のない考え方ですが、大晦日の真夜中にジャンプすると身長が伸びるそうです。
フィリピンでは、新年のお祝いとしてポケットに小銭やお金を入れておいたり、水玉模様の服を着る人もいます。
これらを行うことで、1年を通して家計が良好になり、幸運と繁栄をもたらすと信じられています。
ケイト先生
[The American New Year]
アメリカにおいて、クリスマスはたぶん1年で一番の「家族の休日」です。家族がみんな集合し、一緒においしい料理を食べ、贈り物を交換します。私が教わった日本のお正月の過ごし方と同じような感じです。先日、私も家族とクリスマスやお正月を一緒に過ごすため、母国に帰国しました!
また、アメリカでは12月31 日から1月1日にかけて新年会を開催する人も多くいます。音楽、ダンス、お酒、料理を楽しみながら新年までのカウントダウンを今か今かと楽しみに待つのです。元旦は家族と一緒に過ごす人が多いので、カウントダウンが終わるとみんな家に帰ります。2日や3日は、友人とパーティーをして過ごすのが一般的です。
ちなみに、アメリカでは大晦日の夜に誰かにキスをすると翌年は幸運が訪れるという迷信があるので、いつもはほっぺにキスをするだけですが、大晦日の日は本当にする人もいます(笑)
ニッキ先生
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