能登半島地震において、輪島市や近隣の自治体では水道管が破裂し、長期間にわたり断水が続きました。そのため、飲料水だけでなくトイレや洗濯等に使う生活用水の確保が困難となり、復旧を進めるうえで大きな問題となりました。
本町におきましても、このような災害での教訓から、南海トラフ巨大地震等の大規模災害に備え、生活用水の確保策の一つとして、現在利用されていない井戸の活用を検討しています。
井戸は水道管とは異なり、地面に対し垂直に伸びていることから、地震発生時には周りの地層と一緒に動くため、水道管と比較して破損しにくいと言われています。
このような特性もあることから、町内で未利用井戸の調査を実施し、利用が可能な井戸については、所有者の同意を得て手動ポンプを設置し、電力に頼らず水を使うことができる「災害井戸」として活用する取組を進めています。
町民の皆さんのご自宅やご近所で、現在は利用されていない井戸がありましたら、防災安全課(【電話】0895-42-1110)までご連絡をいただきますようお願いいたします。
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