松野町人材育成基金「海外語学研修」を終えて

8／31

・松野中3年　渡邊　颯佑

出発する前は、オーストラリアという普段とは全く違う環境で過ごすので、自分一人で生活できるのだろうかと不安を感じていました。しかし、鬼北町の研修生とすぐに仲良くなり、また、現地に行ってホストファミリーの方と積極的に会話をすることで、不安な気持ちはなくなりました。
ELC(English Language Company)は、意外にも日本人の生徒が多く、居心地の良い場所でした。日本以外の国の生徒もいて、簡単な英語で、名前やどこから来たのかなど様々な話をしました。同じクラスの友達や先生がとても優しく、楽しい時間を過ごすことができました。
覚悟はしていましたが、授業はオールイングリッシュで聞き取りも難しく、先生の質問も最初は何を言っているのか分からず、考えていた以上に英語で学習することの難しさを感じました。クラスメイトがいなければ、なかなか学習は難しかったと思いました。
毎日午後からはアクティビティがあり、中でも公園でバーベキューをしたことが一番記憶に残っています。シドニーに行くまでは、あまり外国の方と話す機会がなく、英語を話すことができていませんでしたが、バーベキューのように行事を楽しみながら英語でコミュニケーションをとることで、一日中会話をすることができ、とても新鮮な体験となりました。
オーストラリアでの生活は、日本と違うところがたくさんあり驚きました。特に、靴を履いたまま家に上がること、外食の時にコーラがピッチャーに入って出されてきたことには、とても驚きました。オーストラリアの人たちにとって普通のことでも、日本人の私たちには普通ではなく、異文化の交流とはこういうことなのだと実感しました。驚いてばかりの体験でしたが、異文化の中で生活する楽しさと同時に、日本や松野の良さも改めて実感することができました。