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むかしの道具

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愛媛県砥部町

■振り子時計(柱時計、掛(かけ)時計)
振り子が一定の周期で揺れる等時性(とうじせい)を利用した、柱や壁に掛けて使う機械時計です。1657年頃、等時性の発見者ガリレオと親交のあった学者により発明されたといわれ、改良を重ねながら長年使用されました。
日本には1873年(明治6)にゼンマイ式の振り子時計が輸入されました。同年に太陰暦が廃止され、太陽暦が採用されたため、太陰暦に対応した和時計は使われなくなっていきます。
2年後の1875年には日本初の振り子時計が作られ、大正期頃には広く普及しました。
振動に弱いため地震の揺れで止まってしまうこともあり、より正確なクオーツ時計が発明されると振り子式の時計は使われなくなりました。現在ではほぼ生産されておらず、あまり見られなくなっています。
写真は明治末期の精工舎(現・セイコー)製で、伊予銀行大洲支店に掛けられていたものです。
(※写真は本紙をご参照ください)

問合せ:社会教育課
【電話】962-5952

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