こんにちは!
砥部町地域おこし協力隊の佐伯靖治(さえきやすはる)です。
僕は2013年に柔道整復師という国家資格を取得しました。柔道整復師とは昔から「ほねつぎ」として広く知られ、解剖学・生理学・運動学・病理学・公衆衛生学などの基礎医学と、柔道整復学・外科学・整形外科学・リハビリテーション学・一般臨床医学などの専門科目を履修します。骨折・脱臼・打撲・捻挫・肉離れなどの損傷に対し、手技療法や整復・ギプス固定などを行い人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる施術を行います。
とはいえ接骨院や整骨院に重症患者は来ない(応急処置しかできない)ので、特に骨折や脱臼の臨床経験を積むためにその年の4月から三重県の病院に勤務しリハビリ業務も含め携わりました。病院に勤めだして2年が過ぎた頃、そろそろ独立開業しようと準備を始めたところ、物件を探してもなかなか良いテナントが見つからずにいました。患者さんの1人が「開業するならウチの空き家を使ったらいいよ」と言ってくれていたのを思い出し聞いてみると「やっぱり盆と正月は使うから…」と断られました。社交辞令だったのかも知れませんが、理由はどうあれ善意で仰ってくれた方にこれ以上は頼れないのでその空き家は諦めました。
現在、砥部町で空き家対策に携わっていますが、こういった「使うかもしれない空き家」や「思い入れのある空き家」の所有者が安心して次の方に貸したり譲れたりする仕組みが必要だと考え、日々、試行錯誤しています。
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