■蓄音機(ちくおんき)
会話や演奏をレコードに録音し、それを再生する機器です。アメリカのエジソンが1877年(明治10)に発明しました。
日本には明治10年代に輸入され、明治時代の終わりに国産の「ニッポノホン」が製造・販売され始め、徐々に普及して行きました。
写真のような音を大きくするためのラッパがついた蓄音機は、明治時代から大正時代に作られました。取っ手を回してゼンマイを巻き、ゼンマイの力で円盤レコードを回し、針がレコードに記録された音を拾って音が出る仕組みです。
そののち、形はラッパ部分のない箱型へ、動力は電気へと変わっていき、現在のレコード再生機器はレコードプレーヤーと呼ばれています。
1982年(昭和57)にCDが発売されるとレコード市場は一時衰退しましたが、ぬくもりのある音に、近年では人気が再燃しているようです。
(※詳しくは本紙をご参照ください)
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