■下水道事業の現状
本来独立採算制である下水道事業ですが、汚水処理費用に対して使用 料収入が不足しており、その赤字分を市税などで賄っている状況です。使用料は県内でも一番低く、処理費用に見合った使用料水準となっていません。
また、当市の下水道施設は、総額約560億円以上の費用を投じて建設されましたが、今後施設を維持していくために、年間5〜7億円の改築更新費用が見込まれます。管渠(かんきょ)の老朽化も進んでおり、15年後には、管渠延長の約4分の1以上が標準耐用年数を超え、更新費用のさらなる増加が予想されています。
■令和4年度は約5.4億円の赤字
■西条市の公共下水道使用料は県内最安!財源不足の要因に
■今後の取組み
ご理解をお願いします!
▽使用料の見直しと適正化
使用料で汚水処理費用の全てを賄うためには、西条処理区では約2.1倍、東予・丹原処理区では約1.8倍の値上げが必要です。適正な使用料水準に至るまで使用料の見直しを継続して実施します。
▽下水道全体計画の見直し
約360億円かかると見込まれる未整備区域の整備を縮小する方向で見直し、施設整備費や維持管理経費の削減を図ります。区域の見直しにあたっては、皆さんの意見を踏まえ慎重に進めていきます。
問合せ:市庁舎本館2階
下水道業務課【電話】0897-52-1568
下水道工務課【電話】0897-52-1574
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