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自治体の皆さまへ

救急医療が危機的状況です!

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愛媛県西条市

いざという時、あなたの命を守ってくれる救急医療。
救急出動件数の増加や医師の高齢化など、西条市の救急医療を取り巻く状況は深刻です。
一人一人の心掛けで、救急隊員や医師の負担を軽減し、地域の救急医療を守っていく必要があります。

◆救急車出動件数の増加
出動件数が過去最多の6,925件
※うち828件は搬送に至らず

●救急出動件数と人口の動き

●救急車で搬送された患者の割合(令和5年)

◆現場到着・病院収容までの所要時間の増加
●119番入電開始から現場到着までの所要時間
7.7分(平成26年)→9.8分(令和5年)
●119番入電開始から病院収容までの所要時間
35.0分(平成26年)→43.4分(令和5年)

◆医師不足と医師の高齢化
●人口10万人当たりの医師数
県内11市中 9位 (平成30年末)
●西条市医師会の年齢構成
60代以上の医師が58%(令和4年)

◆限りある救急車を本当に必要な方に
西消防署 第一救急救助専門員
瀬尾啓次(けいじ)

救急出動が増加すると、現場から遠い救急車が出動しなければならず、到着までに時間がかかってしまいます。また、救急当番病院がない日もあり、搬送医療機関への照会のため現場に留まる時間が長くなることも。市内で受け入れできる病院がなく、市外の医療機関へ搬送するケースもあります。
救急車の台数には限りがあります。当市では、6台の救急車が24時間365日休みなく出動しています。本当に必要な人のところに出動できるよう、救急車の適正利用をお願いします。

◆急なケガや病気の時に…覚えておきたいケガ・急病時の短縮ダイヤル
●「救急車を呼ぶべき?」「自力で病院へ行くべき?」迷ったときは…
えひめ救急電話相談
【電話】#7119
365日24時間対応可
※固定電話・NTTドコモ・楽天回線以外の電話回線は有料
※フリーダイヤルでも対応可:【電話】0120-79-7119(無料)

・緊急性が高い場合→救急車が出動
・緊急性が低い場合→医療機関を案内

●「子どもが頭をぶつけた!」「けいれん・発熱した!」子どもの症状の相談は…
子ども医療電話相談
【電話】#8000
19時(土曜日13時、日曜日・祝日8時)~翌朝8時
※相談無料、県内通話料金がかかります

家庭での応急処置や病院受診の要否などを医師や看護師がアドバイス

◆平日夜間・休日に病院を受診する場合
●当番病医院を確認(受診前に必ず電話してください)
・当番テレフォン
【電話】0897-58-2200
・市公式ホームページ
・広報さいじょう「健康ひろば」(毎月掲載、今月は29ページ)
・市公式LINE(友だち登録がおすすめ)

●休日夜間急患センター
西条市野々市40-1
【電話】0897-52-2001
・月~土曜日 19時~22時(内科、外科(土曜日のみ))
・日曜日・祝日 9時~18時(内科、外科)

◆かかりつけ医をもちましょう!
体の異常を感じた時には、すぐに自分のことをよく知る医師に相談できることも重要です。あなたの「かかりつけ医」を見つけておきましょう。

◆救急医療の対応・体制維持の難しさ
西条中央病院
風谷 幸男(ゆきお)院長

平日時間内に行われる「通常医療」は週40時間対応で、フル体制、フル装備、多くはかかりつけですが、「救急医療」は違います。週168時間の対応が求められ、限られたスタッフと装備、多くは初診の患者さんです。それにも関わらず、救急医療は重症で高度の処置を要する場合が多く、スタッフの精神的、肉体的負担は計り知れません。西条市では、市の主導で医療者と行政、救急隊が協議を重ね、救急医療体制の維持に努めています。これらのことを頭の片隅に置いてもらえるだけでも、医療者の負担ははるかに軽減し、救急医療の維持につながると考えています。

問合せ:
健康医療推進課
【電話】0897-52-1395
消防本部警防課
【電話】0897-56-5119

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