総合文化会館と丹原文化会館で、令和6年西条市二十歳の集いが盛大に開催されました。4年ぶりの通常開催となった今回、会場には保護者の姿も。ご家族に見守られながら、晴れやかな着物や凛々しいスーツに身を包んだ皆さんは、気持ちを新たに、それぞれの未来へ大きな一歩を踏み出しました。
▽シンガーソングライター「ちゃんゆ胃」が西条市オリジナルソングを初披露!
今回、ふるさとの若い人たちへの応援ソングを作ってほしいとの依頼を受けて、新曲「君のまち」を作りました。小さいころの西条市での思い出をたくさん詰め込んでいます。私にとって西条市は、「いつでも帰って来られる場所」。変わらず迎えてくれる温かい人や場所がとても心地良く感じます。
今回、二十歳の集いで初めて披露させていただきましたが、このまちを離れても、少しでも皆さんの背中を押せたらなと願っています。これから不安なこともあると思うけど、「帰って来られる場所がある」ということを誇りに思って、自信を持って羽ばたいていってほしいと思います。
■二十歳になった『先輩』たちの今
巻末2ページ目の「先輩からのメッセージ」は、2018年に連載をスタートし、計68人の高校生を紹介してきました。今回二十歳を迎えた皆さんと再会し、今の思いを語ってもらいました!
▽誰かに頼りにされるような存在になりたい
小さいころから続けてきた料理の世界に入りました。学生の時にインターンを経験し、すぐにこの会社に決めました。今はがむしゃらに仕事に打ち込む日々を送っています。何でも自分から仕事を取りに行く姿勢で、足りない知識や課題に感じている接客の技術は、休日に本を読んで勉強。まだまだ未熟だけど、昨年10月には最年少で主任を任されました。
高校時代に、自分で模索しながら真剣に部活に取り組んだ経験が、今とても生きています。将来イメージする理想の自分に近づくため、明確に目標を決めて、これからも努力し続けたいです。
田島直哉
西条農業高校卒業後、株式会社マルブンへ入社。小松本店で奮闘中
当時3年生。陸上部での日々の練習や将来の夢について語ってくれた。(2021.7月号掲載)
▽日の丸を背に、世界の舞台で戦いたい!
スポーツクライミングを始めたのは小学校6年生から。国内でも有数の施設を備えた石鎚クライミングパークSAIJOを拠点に競技を続けたいと思い、大学へは西条から電車で通っています。今年の目標はスピード種目の日本代表になること。高い集中力が要求される競技なので、本番を想定した練習を重ねて、若い世代にも負けないように、攻めの姿勢でがんばりたいです。
今後は、就職しても競技はもちろん、現在も行っている小学生のクラブチームへの指導など、クライミングに携わり続けたいと思っています。
相原麻菜美
丹原高校卒業後、聖カタリナ大学人間健康福祉学部に進学。スピード種目で日本代表を狙う
当時1年生。スポーツクライミングの良さは、登り終えたときの達成感と語る。(2019.7月号掲載)
▽諦めずもう一度挑戦。エースとしてさらに成長!
昔から一番になりたくて、中学・高校とバレーボールに打ち込んできました。でもそれは叶わず、高校で競技を終えるつもりでしたが、今の大学の監督に声を掛けてもらって、より厳しい環境でもう一度挑戦してみようと決心しました。
プロチームなども出場する今年度の天皇杯では、四国代表として出場し、東京まで家族が試合を見に来てくれました。がんばっている姿を見せることが一番の恩返しだと思うので、バレーを続けてきてよかったと今感じています。将来は西条市に帰ってきて、地元に貢献したいと考えています。
久保寛太
小松高校卒業後、高知工科大学経済・マネジメント学群に進学。バレー部でオポジット(攻撃専門)として活躍
当時2年生。新チームのキャプテンとして、悩みながらも部員を引っ張る。(2021.3月号掲載)
▽支えられた高校時代、これからは支える側へ
英語の教員になるため、教育学部に進みました。フランス留学や小学生の学習カウンセリングなど、高校時代と同様、さまざまな活動に挑戦しています。学習カウンセリング活動は、実際に子どもと関わる貴重な時間。絶対に手を抜かないように、真剣に子どもと接しています。
高校時代にお世話になった先生は、目標とする先生の一人。受験期には、精神的な部分も含め、本当に支えられました。将来は、生徒と関わることを楽しみながら、本当に生徒のためを思って、愛情を注いであげられるような先生になりたいです。
石井大貴
丹原高校卒業後、広島大学教育学部に進学。英語の教員を目指し勉強中
当時2年生。生徒会活動や卓球部のキャプテンなどさまざまな経験を積む。(2020.12月号掲載)
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