令和5年度の決算がまとまりました。
昨年度の決算を振り返り、市民の皆さんに納めていただいた税金がどのように使われたのかお伝えします。
■歳入
559億233万円
市民1人当たり 53万7,667円
■歳出527億4,678万円
市民1人当たり 50万7,317円
■西条さん家の家計簿
令和5年度の決算と市債・基金残高の一般会計分を1万分の1にして家計簿に例え、昨年度・10年前(平成25年度)と比較してみました。
◇収入
R5…559万円
R4…593.7万円
H25…492.5万円
◇支出
R5…527.5万円
R4…551.9万円
H25…467.2万円
※収入合計559万円から支出合計527.5万円を差し引いた金額31.5万円は翌年度の家計に持ち越します
《令和4年度との比較で家計簿を読み解く》
収入は、給料(市税、地方交付税など)が増えましたが、親からの援助(国庫支出金)や銀行などからの借り入れ(市債)などが減ったことから、約34.7万円減少しました。支出は、医療費・教育費(扶助費)や子どもへの仕送り(繰出金)が増えましたが、大型事業である「道前クリーンセンター整備事業」の減少などにより、家の増改築費など(普通建設事業費など)が減ったことから、約24.4万円減少しました。
令和4年度と比較すると、預金残高(基金)は増え、ローン残高(市債)は減り、家計の状況は改善しましたが、今後は物価高騰などによる生活費(物件費)や医療費・教育費(扶助費)、過去に借り入れたローンの返済(公債費)の増加が見込まれることから、健全な家計の維持のために、収入に見合った支出の計画を立てる必要があります。
■市民1人当たりのお金の使われ方
住民基本台帳登録数103,972人(令和6年3月31日現在)
・民生費:197,341円
社会福祉や医療助成などの充実
・総務費:74,270円
市庁舎の維持管理や市の総括的な事務運営
・公債費:50,199円
国などから借り入れたお金(市債)の返済
・衛生費:46,651円
健康診断や各種健診、ごみ処理など
・教育費:46,210円
幼稚園や小・中学校の整備や文化振興など
・土木費:43,978円
道路や河川などの整備や維持管理
・農林水産業費:16,859円
農林水産業の振興など
・その他:31,809円
消防や救急活動、商工業や観光の振興など
■令和5年度に実施した主な事業
※新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰などへ対応した事業
[民生費]
・住民税非課税世帯臨時特別給付金支給事業:14億7,013万円
※住民税非課税世帯に対して、臨時特別給付金を支給
・えひめ人口減少対策総合交付金事業:500万円
[商工費]
・地域観光・滞在コンテンツ創出事業:1,878万円
いしづちエリアにおける独自の滞在コンテンツを創出
・サステナブルツーリズム推進事業:100万円
滞在先の環境に配慮した観光ツアーを実施
[教育費]
・小学校施設長寿命化事業:9億6,284万円
施設の長寿命化を図るための改修
・学校給食物価高騰対策補助金:2,861万円
※学校給食費の増額改定に対する保護者負担の軽減
[総務費]
・家庭用燃料購入支援事業:9,525万円
※1世帯当たり5,000円相当の燃料カードを配布
・窓口改革推進事業:1,287万円
おくやみ窓口を設置し手続きのワンストップ化を推進
[衛生費]
・やすらぎ苑整備事業:1億1,679万円
施設の延命化や利便性の向上を図るための改修
・省エネ家電製品購入促進事業:2,151万円
※省エネ性能に優れた家電の購入を支援
[土木費]
・楠浜北条線道路改良事業:2億4,275万円
徳能伊予三芳停車場線~木舟久ケ坪線の区間が開通
・中心市街地浸水対策事業:1,103万円
朔日市地区の排水施設の整備
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