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ほくほく鬼北家族の絆 人から人につなぐ絆リレーNo.148

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愛媛県鬼北町

■自分が家族を支えたい
坪北 浩次(こうじ)さん
幸代(さちよ)さん
泉地区にお住いの坪北さんご夫婦。山にある鉄塔のお仕事をしていた浩次さんのひょうきんで面白い人柄に「何だこの人は⁉」と思ったことがきっかけで、結ばれました。
そんな幸代さんには大きな夢があります。それは坪北さん家族で『認知症になった方、支える家族が集える場所となるカフェを作ること。』です。夢を抱いたきっかけは、浩次さんが認知症になったことです。お互いにやりたいことができなくなる中で、幸代さんは「自分が家族を支えたい」と思うようになりました。またお店を持つことで、浩次さんと過ごす時間が増え、調理師の資格を持つ娘さんとともに夢を叶えられることに気づいたそうです。
認知症になった浩次さんを、施設に入所させることも考えたそうですが、介護の職に就く息子さんや、浩次さんのことが大好きな子どもたちから、入所させずに一緒に過ごしてほしいと言われ、さらに夢の実現を考えるようになったそうです。
現在浩次さんは介護サービスを受けながら、家族との時間を大切にしており、「やりたいことはやんなさい」と応援しています。浩次さんがデイサービスに行っている間に、幸代さんは起業の準備を進めたり、勉強会やセミナーに参加したりと、浩次さんを看てもらえるので、自分の時間を確保しつつ前向きに準備ができると話します。
今でも夫婦で出かけることは多々あり、子どもたちも二人の様子を見に実家に顔を出すなど、家族で支え合いながら生活しています。
お互いに笑顔で過ごしてほしいと願う坪北さん夫婦の優しさ溢れる笑顔と、人柄に心温かくなる取材となりました。また、坪北さん家族が経営する、みんなが集える場ができることを楽しみにしています。

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