■「大本神社 若神主の模索と目標」~16代権禰宜 大野直基さん~
好藤地区にある大本神社は、15代宮司の大野直陳さん、16代権禰宜の大野直基さんの2代で神主をされています。北宇和郡内には多くの神社があり、現在大野さん親子を含めて町内の宮司さん4名でお祭りや年始行事等を行い、総代や氏子さんに準備からご協力いただき住民の皆さんに案内等を行っています。
先代から継承されてきた伝統を守り、地域での行事を大切にされている直基さんは、若くして神主になりました。昔は氏神様で神事(七五三・初宮・厄除け等)を行う家庭がほとんどでしたが、現在では地域外の有名な神社に行く家庭が多く見受けられるため、町外神主さんも含めて『まずは知ってもらうことが必要』で、時代と共に変わる社会の動きに、どう対応していくべきなのか。また、後継者問題にも直面し後世の宮司さんをどう確保していくのか。日々模索しているそうです。
新しいことにも挑戦していきたいと話す直基さんは、普段は整体師をしながら代々受け継がれてきた伝統を後世に継承し、より地域に根付いた活動をしながら、目標に向かって日々まい進しています。
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