■No.38お口の健康について
「6(む)4(し)」にちなんで「むし歯予防デー」としていた6月4日からの1週間(6月10日まで)は「歯と口の健康週間」です。歯と口の健康に関する正しい知識や適切なセルフケアの習慣づけを推進し、歯の健康寿命を延ばし健康の保持増進につなげることが目的です。今月号ではお口の健康についてご紹介します。予防歯科の視点でセルフケア×プロフェッショナルケアしていきましょう。
□30代になると3人に2人は歯周病になり、10代でも歯周病の初期症状がみられる時代
歯周病は歯と歯茎の境目に付着した歯垢の中で歯周病菌が増殖し、歯肉などの歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。その際、炎症によって出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、全身に影響を及ぼします。30代からは、特に歯だけでなく歯茎の健康状態を意識したケアが大切です。
□奥歯の虫歯リスクは前歯の20倍!?
奥歯は歯ブラシの毛先が届きにくく、前歯より凸凹が多いため、実は磨き残しをしやすい場所。
用途に合わせて歯ブラシを選択し、歯1本ずつを軽い力で小刻みに丁寧に磨くことが大切です。
□大人特有の虫歯「歯の根むし歯」にご注意!
歯の根元が露出した人は、そうでない人に比べて5年後に「歯の根むし歯」になるリスクが3倍になると言われています。また、気づき難く、進行しやすいため歯を失う原因にもなると言われています。
◇~歯周疾患検診(年1回無料)をご存じですか?~
町では個別医療機関での歯科検診を実施しています。
実施期間:令和5年6月1日~令和6年2月29日
対象者:年度末年齢19歳以上(歯科治療で通院中・妊娠中の方を除く)
料金:無料
申し込み方法:
74歳までの方→直接歯科医院へご予約
75歳以上の方→愛媛県後期高齢者医療保険連合へご連絡
問合せ:保健介護課保健係
【電話】内線3114
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