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自治体の皆さまへ

つながりと支え合い 笑顔あふれるまち きほく〔Vol.1〕

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愛媛県鬼北町

■福祉とは?
「福祉」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
児童福祉、高齢者福祉、障がい者福祉など公的扶助(経済的援助)やサービスによる生活の安定という意味合いでイメージされる方が多いのではないでしょうか。
本来の語源としては「福」も「祉」も幸せを表す語で、もともとは「幸福」を意味していました。そのことから「すべての人に等しくもたらされるべき〝幸せ〟のことであり、誰もが安心して暮らせる幸せな生活を推進していくこと」を指します。

■地域福祉を考える
社会福祉法第107条に定められた「市町村地域福祉計画」として、令和5年3月に「第1期鬼北町地域福祉計画」を策定しましたが、計画策定にあたっては、町民の皆さんへのアンケートや福祉事業所をはじめとする福祉関連団体へのヒアリングを通じて、現状の地域生活課題や将来に対する不安・懸念等を、できるだけ幅広く具体的にご意見を集めるよう努めました。
そこから見えてきたことは、地域内でのつながりが希薄化していることや地域活動の担い手不足、そして福祉の情報発信不足でした。
そこで、皆さんと「地域福祉」について考えたり、福祉に関する情報を広く提供したりする場として、広報きほくでも取り上げていきたいと思います。

第1回の今回は、地域福祉って何だろう、ということを考えたいと思います。

私たちの生活は、近年大きく変化してきました。生活の困りごとが多様化し、福祉に対するニーズ(要求・需要)も、さまざまに重なり合い複雑化しています。さらには、コロナ禍による、集会の自粛や生活様式の変化が追い打ちをかけ、人々のつながりや地域での支え合いを実感しづらくなっています。
すべての人が健康で幸せな生活を営めるよう、そして生活上の問題を解決するために「地域福祉の推進」があります。
推進していきましょう、と一口にいっても、一体何からしていけばよいのでしょう。
地域福祉は、助け合い・支え合いの取り組みを互いに協力して行う「自助」「互助・共助」「公助」の視点を持つことから始まります。個人・家族・隣近所・小単位の地域(行政区域52地区)・地区単位の地域(小学校区6地区)・町全域、とそれぞれの圏域が担う役割を〝重層的〟に進めていくことが大切です。重層的とは、言葉のとおり、いくつもの層が重なるさまをいいますが、私たち一人一人ができることはどのようなことがあるでしょうか。難しいことではありません。例えば、日頃のあいさつや見守りから始めてみませんか?その次は、地域でのさまざまな活動に参加してみましょう。地域で年代を超えた交流をしたり、ちょっとした声掛けや手助けができるといいですね。
そうやって、小さな幸せの輪が広がっていくことが「地域福祉」です。本町のスローガンは「つながりと支え合い
笑顔あふれるまち
きほく」。皆さん一人一人の笑顔が目標です。

◇「地域福祉」=幸せな生活を“地域”全体で推進していくこと
※推進とは、物事が目的の状態に向かってはかどるように努めること

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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