■アナフィラキシーショックについて
アナフィラキシーショックとは、アレルゲン(アレルギーの原因物質)が体内に入ると、体が異物と認識して免疫反応を起こし、全身に症状が現れる状態です。症状は、皮膚のかゆみや発疹、じん麻疹、呼吸困難、喘息発作、血圧低下、意識障害などで数分以内に死に至ることもあります。
アナフィラキシーショックの原因となるアレルゲンは、食物、薬物、昆虫などさまざまです。食物では、ピーナッツ、甲殻類、卵、牛乳、そば粉など、薬物では、抗生物質や解熱鎮痛剤などが知られています。昆虫では、蜂刺傷がよく知られています。
アナフィラキシーショックは対応に急を要するため応急処置としてアレルギー反応を抑える薬(エピペン)を自分で注射することができます。
当院では血液検査によるアレルゲン検索や必要に応じて抗アレルギー剤やエピペンの処方を行っております。喘息や蕁麻疹などアレルギーの既往のある方はお気軽に当院内科にご相談ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>