■「1度は消えた当時の味を、爺ちゃんの味を守りたい」
~3代目常行菓子舗 黒河香さん~
日吉地区に70年以上もの間、愛され続けている“常行菓子舗”2代目店主の常行富夫さんが、閉業を考えていたところに、孫である黒河さん(旧姓:岡田)が、子どもの頃から食べてきた大好きな味を絶やしたくないという思いから、事業継承を決意し、3代目店主となりました。これまで菓子作りの経験がほとんどなく、不安が募る中で、常行さんの元で勉強し、当時の味を守り続けています。
黒河さんが事業継承した当時は、経営者の苦悩がわかるから継いでほしいと言わなかったのではないかと振り返りますが、今となっては、長年常行菓子舗を経営していたことを誇りに思ってもらえるように楽しく、タルトやまんじゅうを作りたいと話します。
今後について、明確にはまだないが、日吉の町に賑わいが出て、歩く人を増やしたいと意気込みます。少しずつですが、子どもたちが声をかけてくれたり、立ち寄ってくれる人が増えました。前盛期のように、手土産で購入する方や法事などの行事で注文する方がもっと増えるように、今後も爺ちゃんの味を守り、広めていきたいと話します。
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