■4 鬼北町の財政状況は?
◇(1) 借金はどれくらいある?
一般会計における町の借金(公債費残高)は、令和5年度末で約1 2 0 億8千万円あります。
これは、町民一人当たりに換算すると、約1 3 0 万6 千円(臨時財政対策債を除くと約1 0 6 万5千円)になります。借金のうち、国の代わりの借金である臨時財政対策債残高の占める割合は、令和5年度末で1 8 . 4 % となっています。(臨時財政対策債分の返済したお金は、全額地方交付税措置されるため地方交付税の代わりとなるお金と言えます。)
公債費残高(一般会計)単位: 千円
公債費残高 (特別会計・企業会計)単位: 千円
一般会計公債費残高の推移
○ポイント
借金(借入)する地方債の中には、後年度地方交付税で措置される有利な地方債があります。例えば、過疎対策事業債や合併特例債などは、返済(償還)したお金の7割が地方交付税で措置されるものとなっていますので、町の借金は実質3割ということになります。有利な地方債を活用することで将来負担の軽減を図っています。
過疎対策事業債と合併特例債償還表(イメージ)
(R2~6年度借入見込総額5,201,200千円で試算。広見中学校改築、保育所整備、有害鳥獣処理施設整備、多世代交流施設整備事業など)
総計
○ポイント
令和2年度から6年度にかけて、広見中学校改築や保育所施設整備、有害鳥獣処理施設、多世代交流施設など大きな事業を実施しており、いずれも「過疎対策事業債」、「合併特例債」を活用・予定しています。左図のとおり元利償還額に対して7割が地方交付税として措置されますが、町の実質負担額については、将来負担に備えるため令和3年度から「減債基金」への積立てを行い、計画的に財源の確保に努めていくこととしています。
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