第4回鬼北町議会定例会は12月8日、14日に開催されました。会では議案22件が提案され、全ての案件について原案のとおり可決されました。
■議案
・鬼北町奈良山等妙寺史跡公園設置条例の制定について
・鬼北町議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について
・鬼北町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
・鬼北町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
・鬼北町道路線の認定について
・令和5年度鬼北町一般会計補正予算(第5号)について
・令和5年度鬼北町用品調達特別会計補正予算(第1号)について
・令和5年度鬼北町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
・令和5年度鬼北町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第2号)について
・令和5年度鬼北町介護保険特別会計補正予算(第2号)について
・令和5年度鬼北町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)について
・令和5年度鬼北町水道事業会計補正予算(第1号)について
・愛媛県市町総合事務組合の規約の変更について
・愛媛県市町総合事務組合の共同処理事務構成団体からの脱退に伴う財産処分について
・町営土地改良事業(小倉地区)の事業計画策定について
・工事変更請負契約(映像系光送出設備更新工事)の締結について
・令和5年度鬼北町一般会計補正予算(第6号)について
・令和5年度鬼北町水道事業会計補正予算(第2号)について
■一般質問
◆末廣啓議員
▽森林環境譲与税について
≪問≫鬼北町は、令和5年度にどれほどの譲与を受けているか。
≪答≫森林環境譲与税の市町村への配分は、人口・森林人工林面積・林業就業者数により算定され、令和5年度の鬼北町への配分は、6,294万7千円を見込んでいる。
≪問≫譲与されたお金は、どのような施策に充てられているか。
≪答≫森林環境譲与税は使途が定められており、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律に基づき、間伐等の「森林の整備に関する施策」と人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の「森林の整備の促進に関する施策」に充てることとなっている。
令和5年度は、森林所有者への意向調査や集積計画等の新たな森林管理制度における事務及び林業の新たな担い手を育成するための「南予森林アカデミー」の開講等を行う南予森林管理推進センター負担金として、1,069万7千円、地域林政アドバイザー制度を活用し、森林・林業に関して知識や経験を有する方の雇用に、64万9千円、木造公共施設の整備として北宇和高校教育寮整備事業に、580万円、木材需要拡大のための地域産材を活用した町産材木造住宅建築促進事業費補助金として、1,050万円、林業の担い手を確保するための林業新規就業者支援事業費補助金として、418万円、作業道の排水施設の整備や、町所有の重機を使用した作業道の開設のための作業道排水等施設補助金、林内路網整備補助金として、240万円、林業事業体と自伐型林業者に対して、林業の労働安全装備器具の購入、林業機械のレンタル支援、作業道の開設補修、林業機械設備の導入支援、資格取得を支援するための森林環境整備事業費補助金として、2,200万円、町内の小中学校の児童生徒を対象に森林林業について学ぶ森林環境教育委託料として、50万円、森林の経営管理権集積計画により、鬼北町が森林施業を実施する森林経営管理事業委託料として、876万7千円を計上して、森林環境譲与税を活用した施策を実施している。
≪問≫林業における人材育成や担い手確保について、どのような取り組みをしているか。
≪答≫令和2年度から林業新規就業者支援事業を実施し、町外からの移住者による林業への就業や、住宅等に対する支援、町内在住者の林業への就業に対する支援を行っており、これまでに、5つの事業所において、16名の支援を行っている。また、南予森林管理推進センターにおいて、林業の新たな担い手を育成するための「南予森林アカデミー」を開講しており、令和5年度は、5名の受講生が、林業の即戦力となるための知識や技術を習得するための座学・現場実習等を行っている。
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