■「気持ち・魂・直感」ワクワクの想いを作品に乗せて
▽陶芸工房 あまやどり 兵頭俊彦さん
粘土の手触りや、時間が経つにつれて粘土がなじんでくるのが、会話をしているかのような感覚で心地よく、その思いを形にしたいと思い、3年前に陶芸を始めた兵頭さん。電気窯を自宅に設置したいと拠点を探していたところ、鬼北町の雰囲気が気に入って、移住しました。
『あまやどり』は、「作品に自分の気持ちをやどらせたい。」という思いで名付けました。起業当初は不安が多く、その気持ちが作品にも宿っていたそうですが、現在は気持ちが乗っていることが多く、兵頭さんの思いを宿らせた唯一無二の作品が誕生しています。
作品を制作するうえで、今作りたいものを作り、自身が使いたいものを作ることを第一に、作品制作をしているそうです。“鬼北町ならでは”で制作した「おにわ」は、5月の駅前マルシェinチカナガで販売し、手に取るお客さんも多かったと話します。
将来は夫婦でギャラリー喫茶を開き、兵頭さんが作った食器に実際に触れて、作品を見てもらえる落ち着いた空間を提供したいそうです。言葉では表現できない感情や魂を、作品に宿らせ、ワクワクのおすそ分けができるよう、今後も作品を制作していきます。
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