■マダニ咬症に注意を!
マダニは草むらに生息する節足動物です。マダニが皮膚に咬みつき血を吸う時に病原体を人に感染させることがあります。
マダニによる感染症には日本紅斑熱、ライム病、重症熱性血小板減少症候群などがあり、刺されてから数日~二週間程度で発熱、筋肉痛、リンパ節腫脹などの症状が現れ、治療が遅れると重症化することがあり、死亡例も報告されています。
また最近、マダニに咬まれた後にアルファーガル症候群というアレルギーを起こすことが知られてきました。マダニに咬まれる回数が多いほど発症しやすく、牛、豚等の肉類やカレイ等の魚卵を摂取すると蕁麻疹を生じます。
マダニに刺されないよう草むらや藪などに行くときは長袖の服や長ズボンを着用し、虫除けスプレーを使用するようにしましょう。また、マダニに刺された場合は無理に取ろうとせず医療機関を受診してください。
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