きほくのまち人探訪

17／27

■「史跡等妙寺旧境内を守り、伝えるヒーローズ!」
暑さも本格的になった7月某日。取材のため等妙寺旧境内を訪れると、草刈り機を携えた気さくな方々に出迎えていただきました。山寺保存会の皆さんです。
メンバーの多くは発掘調査作業員として長く史跡に携わってこられ、現在は史跡の利用者が安心・安全に楽しく散策できるよう、史跡内の草刈りや見学ルートの手入れなど、維持管理作業を中心に週に数日勤務されているそうです。等妙寺旧境内の魅力を「歴史探訪はもちろんだけど、四季折々の植物を見るのも面白い。夏場は涼しく、ゆっくりと森林浴もおすすめ。」と語ります。
奈良山等妙寺史跡公園・歴史交流館は9月21日(土)にオープン予定で、セレモニーや記念イベントが開催されます。
山寺保存会メンバーとして現在まで16年にわたり尽力され、今年6月に発足した史跡保護支援団体である史跡等妙寺サポーターの会会長をお努めの善家忠一さんは、「長く関わってきた等妙寺旧境内が奈良山等妙寺史跡公園として整備され、生きている間に日の目を見るようになって嬉しい。メンバーの平均年齢が70歳を越え、体力面で厳しさを感じることもあるが、たくさんの人に来てもらえるよう頑張りたい。」と意気込んでいました。
最後に、山寺保存会及び史跡等妙寺サポーターの会メンバーを募集しています。町の誇る等妙寺旧境内を大切に思い、汗を流し、新たな魅力をともに多くの人に伝えましょう。お気軽にお立ち寄りください。

山寺保存会
等妙寺サポーターの会