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自治体の皆さまへ

きほくのまち人探訪

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愛媛県鬼北町

■「約60年の集大成~地域の喜びが生きがい~」
豊かな心を育む教育を目的に、教職員時代に児童1人1鉢の菊づくりを始めた高田宥さん。退職されるまでの25年間、着任した学校の児童に菊の花の素晴らしさを指導してきました。「花の成長を記録するだけでなく、菊を季語とした俳句や短歌、詩を詠ったり、絵画で表現したりする児童が増え、情操教育の面で効果があったように思う。」と話します。退職されてからは、ご自宅のガレージで毎年展示会を開催しています。菊は連作を嫌うため、毎年違う土で育てないといけないそうで、1年かけて土づくりから展示までを行います。花を育てる中で、消毒と花の高さの調整に特に時間がかかるそうで、摘花に失敗すると、大きく立派に揃った花が咲かないので、より大きくきれいな花を咲かせることは難しいそうです。今年の展示会では町内外からお客さんが来られ、多くの方に展示会を楽しんでいただきました。「たくさんの感想が聞けて、またその方々との繋がりができてうれしいし、翌年の参考になる。」と話します。
また、30年間中輪菊の栽培をしていく中で、介護サービス利用者へ菊の花を贈ったり、介護施設や老人クラブの方をお招きして観賞会を行ったりするなど、地域の方に喜んでいただくことが、今の生きがいになっているそうです。
体力面などを考慮して、「展示会は今年で終わりにする。」と話す高田さんですが、菊を育てることは辞めず、無理なく続けていきたいと話されていました。

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